「どうもー。」
「きたね。」
そう、何を隠そう、やって来たのは常連客のキョウイチ。
「こんにちは。」
とアキが小声で挨拶をする。
キョウイチはなぜか恥じらいを見せながら、会釈をする。
※以下
瀬川氏→瀬
キョウイチ→キ
アキ→ア
瀬「キョウイチくん、おはよう!今日早かね。休み?」
キ「休みですよ。今日は珍しく早起きしましたね。昨日飲んでないんで。ははは。」
瀬「おぉーそれは珍しかね。あはは。」
瀬「あ、こちらね、アキちゃん!」
キ「あ、はじめまして、キョウイチです。」
ア「はじめまして、よろしくお願いします。」
瀬「キョウイチくんはね、週2くらいでお店来てくれるっちゃん。郷土玩具、詳しいけ、なんでも聞いたら答えてくれるよ!ね、キョウイチくん!?」
キ「え、え、まぁあね!」
瀬「アキちゃんはね、今日2回目かな?来てくれたの。」
ア「はい、そうです。」
キョウイチは店内を見回して、新しい子たちに挨拶。
キ「わ、この子可愛い!買おうかな!」
「招き猫」
福岡県津屋崎
ほっぺたがぽてっとしていて可愛いお顔。赤と黒の模様がチャームポイントだね。
瀬「それめっちゃ可愛かけん!」
ア「それ可愛いですね!ちょっと気になってました。あと、こっちのカラフルな子ちゃん達はどこのですか?」
キ「それは、広島の宮島って知ってる?そこの張子ですよ!かわいいですよね、僕まだ宮島行ったことないんで、いつか行きたいなーって思ってるんです。」
「宮島張り子」
広島県宮島
カラフルな鳥、フクロウ、鹿、お魚、くじゃく等、模様も色もたくさんあって、どれも味があってとても素敵。パッと明るい気分になるね。
ア「へぇー!私も行ってみたいと思ってたんですよ。宮島。へぇー、可愛いなー。」
瀬「さすがやねー、キョウイチくん。もう僕の代わりに店番お願いよね。ははは。」
するとそこへ、
「こんちわ。」
「こんにちわー。」
おしゃれな2人組が来店。
瀬「お疲れー。あ、アキちゃん、おりがみバッジの國松氏とえりこさんよ。」
ア「あ、はじめましてー!今バッジ買いました!」
「わぁー本当に!?ありがとう!嬉しいなー」とえりこさん。
「お、ありがとう、ございます。」と國松氏。
2人共満面の笑顔です。
※以下
國松氏とえりこさん→UNIQUE,NEW,ORIGINAL(←クリック必須!)略して、uno
キ「お久しぶりですね。」
uno「久しぶりやん、キョウイチくん。今日お昼食べた?」
キ「いや、まだですよ。」
uno「あとでカレー食べ行くけど、一緒にどう?」
キ「行きましょう。」
uno「アキちゃんもどう?」
ア「え、いいんですか?私も?い、行きたいです。」
瀬「え、みんな僕を置いて行くのね、行っちゃうのね、お土産おまちしておりますよ。」
皆で和気藹々と小一時間程、店内でおしゃべりをした後、寂しがる瀬川氏を残し、美味しい美味しいカレー屋さんへと向かうのでありました。
つづく