第十二話 「ゆれ動く」

梅雨明けはまだかなー。
なんて毎日思う今日この頃。

いつの間にか7月で、暑い夏がもうすぐそこに。

真っ青の空とギラギラ光る太陽。
スイカに蝉に下垂れ落ちる汗。
夏はお祭り三昧。

夏祭り、今年は何処か行けたらいいなー。浴衣でもきてさ。浴衣デートとか一度でもいいからしてみたいもんだよ。

人混みは苦手だけどさ。

金魚すくいとか子どもの頃よくやってたなー。懐かしいなー。

なんて、ひとり考えていると

あ、そういえば金魚!

ちょっと山響屋に行かなくちゃ。

といそいそと家をでる!

「どうもー。」

「きたね。キョウイチくん、久しぶりやね!元気しとった!?」

「元気ですよ!久しぶりって、1週間ぶりですけどね!笑」

「今日まじで暑いけんね!耐えられんでクーラーつけてしまったけん!笑」

「でもその風でいい感じに金魚たちが泳いでますね!今日買いにきたんですよー!」

「金魚ちょうちん」

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山口県柳井

真っ赤な体につぶらな瞳。
ゆらゆらと風になびいて、空中遊泳。
家に飾ると夏らしさが一気に増すよね。
揺れる姿が可愛くて愛おしい。

「お!まじで!ありがとう!個人的にはこっちもオススメやけど、どげんね!?」

「らんちゅう」

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熊本県宇土

本当にランチュウなのか!?と疑うほどの可愛さ!
後ろ姿も意外と可愛いの。

「これは、やば可愛いですね!欲しいのは山々なんですけど、自分にはまだ恐れ多いですね。笑」

「なん、それー!笑 てかアキちゃんとの飲みどうやったよ?」

「楽しかったですよー!めちゃくちゃ!僕、女の子と飲んだりとかたわいもない話したりとかしたことなかったんで、結構新鮮でした!」

「おー!いいやんいいやん!キョウイチくん、恋してるんやない!?笑」

「…..かもしれないです。。。」

つづく